万葉年表 年齢は数え年です。

区分 時代 暦年 できごと 万葉人
天皇 和暦 西暦

万葉古代

        実際の万葉時代は、舒明天皇からとされているので古代万葉を略した。  

第一期天皇・皇室・大宮人の歌が多い

飛鳥諸宮時代

舒明 1 629 舒明天皇即位。万葉時代スタート。
  • 舒明天皇
    (在位629~641)
  • 天智天皇(てんじてんのう)
    (在位668~671)
  • 天武天皇(てんむてんのう)
    (在位673~686)
  • 額田王(ぬかたのおおきみ)
    (天智・天武天皇時代の女性)
孝徳 大化1 645 中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(後の天智天皇)が中臣鎌足(なかとみのかまたり)とともに蘇我氏を滅ぼす。「大化の改新」。
649年 冠位十九階を制定。
天智 2 663 百済(くだら)を支援した白村江(はくそんこう)の戦いで、日本軍が唐と新羅(しらぎ)の連合軍に大敗。百済滅ぶ。
  3 664 対馬と西海に防人(さきもり)を置き、筑紫に水城を構築。大宰府を設置。
  6 667 近江大津宮に遷都。
  8 669 藤原鎌足没(56歳)。
671年 天智天皇崩御(46歳)。

弘文・天武

1

672 壬申(じんしん)の乱。大海人(おおあまの)皇子(天智の弟、のちの天武天皇)勝利。大友皇子自害。

第二期宮人の歌がふえる

天武 2 673 天武天皇即位(天武15―686に崩御。65歳)。
  • 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
    (生没年?)
  • 高市黒人(たけちのくろひと)
    (生没年?)
  • 大伴旅人(おおとものたびと)
    (665~731)
  • 山上憶良(やまのうえのおくら)
    (660~733)
  • 大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
    (旅人の妹)
  • 高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)
    (生没年?)
  朱鳥1 686 大津皇子謀反の名目をきせられ自害(24歳)。

藤原京時代

持統 8 694 大和平野南部の藤原京に遷都。
文武 大宝2 702 大宝律令(たいほうりつりょう)制定。
元明 和銅1 708 和同開珎(わどうかいちん)鋳造(初めての銅銭、銀銭)。
  3 710 平城京(へいじょうきょう)(奈良)遷都。

第三期庶民の歌に広がる防人・遣唐新羅使

元明 和銅5 712 『古事記』成る。
720年 『日本書紀』成る。
元正 養老2 718 大伴家持(おおとものやかもち)生まれる。
聖武 神亀4 727 大伴旅人大宰師(おおとものたびとだざいのそち)に(家持10歳を伴う)。

平城京時代

  天平2 730
  • 防人を廃す。
  • 旅人が梅花の宴を催す。
  • 旅人が大納言に栄進、帰京(家持13歳)。
  3 731 旅人没す(67歳)。

第四期(天平万葉)歌の裾野がさらに広がる

  天平5 733 家持(16歳)の初作歌「初月の歌」。
  12 742 藤原広嗣の乱で大宰府を廃止。
745年 復置。
  16 744 難波宮(なにわのみや)に遷都。
  18 746 家持越中守に(29歳)。751年まで5年在任。
孝謙 天平感宝
天平勝宝1
749 陸奥の涌谷に金産出し東大寺の大仏完成。
淳仁 天平宝字2 758 家持因幡守に左遷(40歳、橘奈良麻呂の乱の余波)。
762年帰京(在任3年)。

その後の時代平安時代

  3 759 家持が万葉集最後の歌(20・四五一六)を詠む。
  7 763 恵美押勝(えみのおしかつ)暗殺に加担嫌疑で、解任追放(46歳)。
称徳 8 764
  • 恵美押勝の乱
  • 家持薩摩守に左遷(47歳)。翌年帰京。
  • 薩摩の海底火山大噴火、後の桜島。
  • 大伴家持(おおとものやかもち)
    (718~785)
  神護景雲1 767 家持大宰少弐に(50歳)。
770年帰京(在任3年)。
  3 769 道鏡(どうきょう)事件起こる。
光仁 宝亀2 771 この頃、家持の万葉集の編纂が終わる。以降従三位中納言に上る。
桓武 延暦4 785 特設征東将軍として陸奥多賀城で没す(68歳)。
家持没後、藤原種継暗殺にかかわったとして官位を剥奪された。のち許されて旧位に。子孫は「伴」氏として一時復活したが、藤原氏の謀略により、古代の名族は歴史から消えた。