CROSS TALK
クロストーク
2016年入行の同期行員が集まっての座談会を開催。新人から中堅へとスキルや役割が変化していくなか、それぞれ異なる支店や部署で働きながら感じる西日本シティ銀行の“真価”とは? 未来の銀行や銀行員像について、リアルに語ってもらいました。
MEMBER PROFILE
現在の仕事内容について
寺嶋
主に個人のお客さまに投資信託や積立保険などの金融商品を提案し、資産形成をサポート。若手行員の指導も担当しています。
阪本
さまざまなローン商品の企画や、販促キャンペーンの検討などを行っています。銀行全体の営業方針に関わる仕事です。
中村
お客さまが外国との取引をする際のサポート業務です。また、各店舗が外国為替業務をする際の事務負担削減、外国為替関連の新商品を企画する業務も担っています。
中山
経営者や個人事業主の中山 お客さまに対し、主に融資の提案をしています。
本田
私も中山さんと同じで、融資業務が中心です。相続や事業承継、資産運用の相談を受けることもあります。
西日本シティ銀行の強みについて
寺嶋
投資信託の商品をアプリやインターネットバンキングを使って購入されるお客さまが増えていますが、「使いやすい」「見やすい」といった声を多くいただいています。使い勝手の良さに魅力を感じて、他行から乗り換えてくださる方もいらっしゃいますね。
阪本
地域密着型で、お客さまとの接点を多くもつことができます。また、お客さまの取引状況をはじめとしたデータを収集し、分析できる環境も整っています。市場ニーズに即した新商品を企画する上で、お客さまの声、詳細なデータを元に考案できるという点は当行の強みだと思います。
中村
福岡の地銀としての知名度が全国的に高いというのは強みです。そのため、県外のお客さまからの依頼も多いですね。全国的な知名度がある一方で、メガバンクに比べて組織がコンパクトなので、お客さまに小回りの利いたスピーディな提案、サポートができる点も、信頼へとつながっています。
中山
自分一人では力不足で担当できない案件を、上司のサポートのもと若手のうちから経験できる点に魅力を感じています。私自身、不動産担保が絡むような複雑で高額な融資案件を任せてもらうなど、難しい案件にチャレンジできたことで、その経験が今につながっています。
本田
部署やグループ会社が多く、その事業内容も多彩なので、お客さまからの幅広いニーズに応えることができます。人材紹介やビジネスマッチング、信託業務など、お金以外の相談を受けることもありますが、担当部署やグループ会社の方がお客さま訪問に帯同してくれることもあり助かっています。
これからの銀行員にとって大切なものとは?
寺嶋
投資や資産形成への注目度が年々高まっており、インターネットで手軽に金融商品を購入できるようになった反面、ネットの情報だけでは不安というお客さまが窓口に来店されます。お客さまごとのニーズを引き出して、本当に求めている情報や商品を提供する能力は、ネットで何でもできる時代だからこそ、対面で接客するF Aに求められるのではないでしょうか。
阪本
情報を得る手段も、発信する方法も多彩になっているので、いかにアンテナを広く張って、世の中の情報をキャッチするか感度が大切です。私の部署は商品を企画する仕事なので、世の中の変化やお客さまのニーズに合致した商品でないと、いくらプロモーションに力を入れても結果にはつながりません。
中村
銀行業界は、他業種の参入などにより、これまで以上に競争が激しくなることが予想されます。そのため、他行との差別化がポイント。そのためには、「今までがこうだったから」という前例や固定概念にとらわれず、柔軟な発想でアイデアを出すことが大切だと考えています。
中山
融資だけやっていればいい時代ではなく、お客さまの課題を解決するコンサルティング能力が求められています。また、銀行法の改正により銀行の業務範囲規制が緩和されたので、今後、さらに新たな事業に参入することも予想されます。既に本部と連携して、新たな知識を修得する勉強会やセミナーが開かれているので、積極的に幅広いスキルを身に付けたいと思っています。
本田
フィンテックやAIといったホットなキーワードがある反面、数字やデータだけでその企業を判断することは困難です。経営者と顔を合わせて話すことで見えてくるものがあるのも事実。その人や、その企業の本質を見抜き、想いを汲んだ提案をするために必要な人間性は、テクノロジーが進歩したとしても、変わらず営業に必要な要素だと思っています。
それぞれが思い描く自分の未来像
寺嶋
私は間もなく産休、育休に入ります。子育てをしながら活躍している先輩方がたくさんいますし、短時間勤務などの制度も整っているので安心して休めます。復帰後は、妊娠や育児、介護などと仕事を両立している行員へのサポートをしていきたいですね。
阪本
今の部署でデジタルツールやデータを扱うことが多いので、分析スキルを磨いたり、データを活用した企画によって経営をサポートするなど、より広範囲で銀行に貢献できるスペシャリストに成長していきたいと思っています。
中村
国際部は入行当初から入りたいと思っていた部署であり、海外とお客さまをつなぐ仕事に面白さを感じています。今後はバックオフィスとしての業務ではなく、営業として直接お客さまの海外進出などを支援する仕事にチャレンジしてみたいです。
中山
当行は地域の経営者に近い存在として寄り添える一方で、九州を代表する地方銀行としてのスケールメリットもあります。今後は、「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」といった都市開発プロジェクトにも関わってみたいと考えています。
本田
お客さまに対してはもちろんのこと、同僚に対しても親身になって支えてくれる先輩、上司に恵まれてきました。「人のために」動くことを意識して、今度は私が後輩をサポートし、頼られる存在になることが目標です。
クロストークを終えて