トップ 西日本シティビルプロジェクト 西日本シティビルに「NCBホール」2026年夏ごろ誕生! 博多駅直結の多機能ホールが持つ意味

西日本シティビルに「NCBホール」2026年夏ごろ誕生! 博多駅直結の多機能ホールが持つ意味

ホール(イメージ)

博多駅の地下から、数分歩くだけでたどり着く多機能ホールが誕生します。

場所は、博多駅前に新たに誕生する西日本シティ銀行の新本館ビル「西日本シティビル」の地下2階。クラシックコンサートも開ける音響性能と、セミナーや展示会まで幅広く対応できる設備をそなえた、これまで博多駅周辺にはなかったタイプのホールです。

その名も「NCBホール」。コンセプトは「心が響く、出会いをつなぐ」。地域の人が音楽や文化にふれ、仕事や学びの場にもなり、災害時には避難先としても機能する。まさに、日常とまちをつなぐ新しい拠点です。

博多駅の地下から、数分歩くだけでたどり着く多機能ホールが誕生します。

場所は、博多駅前に新たに誕生する新しい本店ビル「西日本シティビル」の地下2階。クラシックコンサートも開ける音響性能と、セミナーや展示会の開催まで幅広く対応できる設備をそなえた、これまで博多駅周辺にはなかったタイプのホールです。

その名も「NCBホール」。コンセプトは「心が響く、出会いをつなぐ」。地域の人が音楽や文化にふれ、仕事や学びの場にもなり、災害時には避難先としても機能する。まさに、日常とまちをつなぐ新しい拠点です。

NCBホールとは? “まちの新しい居場所”に

記者会見で公開された「NCBホール」模型

NCBホールは、新しい本店ビル「西日本シティビル」の地下2階にできる多機能ホールです。博多駅からは地下通路で直結しているため、雨の日でも傘をささずに会場までたどり着けます。

広さは、ホール部分がおよそ400㎡、ロビーにあたるホワイエが240㎡ほど。最大で398席のコンサート形式や、252席のスクール形式など、イベントに合わせた座席配置が可能です。

ステージは高さや位置を変えられる移動式で、床は段差のない平土間。これにより、クラシックコンサートはもちろん、展示会やセミナー、子ども向けイベントまで幅広く開くことができます。バリアフリーなので、車いすやベビーカーでも気軽に入れるのも安心です。

単なるホールではなく、文化イベントの主催や地域交流の企画にも取り組む予定で、市民の皆さまが音楽や文化にふれたり、学びの場として利用したり、災害時には避難先として頼れる。そんな“まちの新しい居場所”が、2026年夏ごろに誕生します。

全国的にも珍しい「駅直結+音響特化」の
中規模ホール

NCBホールは、博多駅と地下で直結しながら、クラシックコンサートにも対応できる本格的な音響性能を備えた全国的にも珍しい中規模ホールです。

設計を担当したのは、サントリーホールなど国内外の名だたる施設を手掛けた永田音響設計。

ホールの壁には、九州産の飫肥杉(おびすぎ)を使ったウッドブロックを採用しています。軽くて丈夫、湿気や虫害にも強く、楽器にも使われるこの木材は、音響面で優れているだけでなく、「九州らしさ」を象徴する素材でもあります。椅子には博多織の献上柄をあしらい、地域の文化が息づく空間に仕上げました。

博多織の献上柄をあしらった椅子(イメージ)

音響面の工夫も随所にあります。壁面を上向きに傾け、さらに4段階の段差を設けることで、演奏の音が天井に抜けずに段階的に客席へ届くように設計されています。

壁面には4段階の段差(イメージ)

これにより、演奏の細かなニュアンスや響きがどの席でも均一に感じられます。満席時でも残響時間は1.0〜1.4秒と、室内楽や声楽に最適な長さを実現。言葉や音がはっきりと聞き取れつつ、ほどよい響きが残る心地よさがあります。

さらに、ステージは用途に合わせて高さを変えたり、横向きに設置したりすることが可能です。これにより、コンサートはもちろん、展示会、会議、式典など、多彩な催しに柔軟に対応できるのも大きな魅力です。

博多駅前の「NCBホール」が生み出す価値

ホワイエ(イメージ)

NCBホールは、さまざまな使い方ができる自由度の高いホールです。

クラシックやジャズのコンサート、和楽器や伝統芸能の舞台はもちろん、セミナーや講演会、会社の会議、展示会などにも使えます。ステージや座席の並べ方を変えられるので、イベントの内容に合わせて雰囲気や見やすさを調整できます。

また、ホールはバリアフリー設計で、車いすやベビーカーでも安心して利用でき、授乳室もあるので、小さな子ども連れでも行きやすい環境です。

運営する「NCBホール財団」では、自主的な企画イベントも開く予定で、音楽だけでなく、地域の文化や伝統を紹介する催しも計画中。

これまで博多駅の近くには、音響にこだわった中規模のホールはありませんでした。これからは博多駅のそばで本格的なコンサートを楽しめます。観光や出張で博多を訪れた人も立ち寄りやすく、まち全体のにぎわいにもつながります。

さらに、大きな災害が起きたときには、帰れなくなった人の一時的な滞在場所としても利用できます。停電しても3日間は電気が使える非常用発電機を備えていて、安全の面でも地域を支えてくれる存在です。

博多駅のそばで心に響く体験を

博多駅の地下から、数分歩くだけ。そこで出会えるのは、音楽や文化、そして人と人とのつながりです。

「心が響く、出会いをつなぐ」という思いを形にした、新しい博多の顔。日常の中でふと立ち寄れば、そこにしかない音や光景が待っています。特別な日だけでなく、何気ない一日にも彩りを添える場所。それが、博多駅のそばに生まれる「NCBホール」なのです。

駅からすぐの距離で、心に響く体験ができる日常が、もうすぐ始まります。

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